23日、「新らたな改革、新たなチャンス」をテーマとする香山・中国財富フォーラムの年次総会が開催された。総会に出席した専門家たちは、世界経済が緩やかな回復傾向を辿っているなか、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)が決定した一連の改革関連の政策が、向こう10年の中国の発展を大きく促すことになるとの認識を示した。2014年は、中国の経済成長、物価と雇用などが安定化し、金融改革の強化で中国証券市場の活性化も期待できると見られている。25日付中国証券報が伝えた。
一方で、2014年の株式市場の見通しについて、意見の相違が大きかった。邱暁華、陳鴻橋、王国斌、莫泰山などの専門家が、経済の安定成長、物価水準の安定化、改革の強化による投資チャンスの拡大を背景に、株式市場が新たな上昇トレンドに入ると見ているが、著名ファンドマネージャーの王鵬輝、程海泳、帰江の諸氏は2013に入ってから高成長銘柄の上昇周期はすでに終わったことや、IPO登録制が市場に圧力となっていることを理由に2014年の株式投資で慎重の姿勢を取るべきだと指摘した。
「中国証券報」より 2013年11月25日