中国内陸部と国境地帯の開放ロードマップがこのほど、ほぼ明らかになった。なかでも内陸部の開放はシルクロードを依拠し、南、北、中の3本の経路から第2のユーラシアランドブリッジにおける国際経済回廊およびエネルギー回廊を構築し、東中西を結ぶ対外経済回廊を形成する構想が目立っている。
中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)で審議・採択された「改革の全面的深化における若干の重大な問題に関する中共中央の決定」(「決定」)は、「国境地帯の開放のテンポを速め、国境地帯の重点通関地、国境都市、経済協力地域における人員の往来、物流加工、観光などの面で特殊な方式と政策の実施を認める」とした。また関係者によると、国境地帯の新政策先行実施地域の建設が加速する見通しだ。
「決定」で提起された「現有のモデルケースの推進を土台に、条件を備えた地域を若干選び、自由貿易園(港)区を発展させる」戦略について、広東省と天津市はすでに自由貿易区設立方案を国務院に送付しており、第2の自由貿易区が試験的に始まる可能性がある。