中国税関総署は8日、2013年1-11月の貿易に関する統計を発表した。中国の11月の輸出額は前年同期比12.7%増の1兆2400億元(約2022億1000万米ドル)に達した。税関総署によると、中国の月間の輸出額が2000億ドルを突破したのは初めてで、12年12月の最高記録を更新した。
統計によると、11月の中国の輸出入総額は2兆2700億元で前年同期比9.3%増、うち輸出額は1兆2400億元、輸入額は1兆300億元で5.3%増、貿易黒字額は2089億2000万元で73.4%増だった。
中国商務部国際貿易経済合作研究院の李健研究員は、10月以降に中国の輸出が増加し続けている主な理由について、米国と欧州連合(EU)の景気が持続的な回復傾向にあることに加え、中国政府が今年から貿易の便利化を図る改革を進めているためだと分析。