中露国境付近に位置する黒竜江省綏芬河(スイフェンホー)市が、我が国初の「外貨使用特区」に指定された。地元政府の公式ホームページによると、この取り組みは国務院の承認を得ており、同市は我が国初のロシア・ルーブル(RUB)使用試験都市となった。
中国人民銀行綏芬河支店の張世民店長は、この取り組みはルーブル交易市場の規範化に資するもので、人民元とルーブル間の為替レートのメカニズム構築を促し、人民元の国際化を推し進めるものだと語る。
綏芬河市は黒竜江省東南部に位置し、ロシアの海岸地域と隣接する同省最大の対露貿易集散地となっている。情報によると、同市は今後商品のルーブル価格の表示が可能となり、ロシアの商人や観光客は直接ルーブルで決済することが可能となる。また、同市内でルーブルの預け入れ、引き出しも可能となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月10日