中国銀行国際金融研究所マクロ経済研究主管の温彬氏は、中国証券報の独占インタビューに応じた際に、「中国の流動性状況は依然として楽観視できず、2014年の資金調達コストは増加傾向になる。多方面からの取り組みにより資金調達環境を改善するべきだ」との考えを示した。24日付中国証券報が伝えた
温彬氏は、流動性の改善策として、「金融業における一部規制の緩和、法定預金準備率の適度な引き下げによる銀行の貸付能力の増強、銀行の貸付金利引き下げの積極性を引き出すこと、また新BIS規制における自己資本比率、貸倒引当金カバー率、レバレッジ比率、流動比率という4大監督管理指標をより重視し、貸付限度額や預貸率などの従来の指標による監督管理を弱めるか撤廃する」ことを提案した。
「中国証券報」より 2013年12月24日