先週の銀行間金融市場の金利は、資金不足に陥った6月以来の高水準となり、短期流動性の重要指標である7日物レポ金利が10%弱に達した。12月20日現在、銀行間資金融通市場の7日物の加重平均金利は7.7474%に、1カ月物も8.0974%に高騰した。郭氏は、「商業銀行も現実的な問題に直面している。特に年末の重要な時期に、銀行は預金規模に関する現実的な圧力に直面している。例年と比べ、商業銀行は預金確保のより深刻な圧力を受けている」と指摘した。
中央銀行のデータによると、10月に個人預金が8967億元減少した。業界関係者は、「預金減少の原因は、金融業界の同業者との競争と関連している」と指摘した。まず証券や信託などの預金以外の商品が増加し、個人預金の一部を吸収した。次にネット金融の発展により、さまざまなキャッシュ管理ツールが登場し、多くの銀行預金が流出している。そのため預金不足の銀行は金融商品に期待を寄せており、規模に限度のある市場で競争が激化している。これは張氏の、自行が金融商品の価格競争に加わった原因に関する、「これも仕方がない、中小銀行に強いられたのだ」という観点と一致している。某銀行の営業マネージャーは中国証券報の記者に対して、「競争により銀行の金融商品が多様化し、投資家により多くの選択肢をもたらす」と語った。
「中国証券報」より 2013年12月27日