中国証券監督管理委員会(証監会)は15日、12日に発表した新規株式公開(IPO)の監督管・理強化に向けた「新株発行の監督管理の強化に関する措置」に従い、新株発行に対する抜き打ち検査を実施した。今回の検査は、主幹事証券会社13社とヒアリング対象機関投資家44社に及んだ。16日付中国証券報が伝えた。
新株発行過程に対する監督・管理をより一層強化するため、「新株発行の監督管理の強化に関する措置」では、発行体の発行価格ヒアリングとロードショー(投資家向け説明会)について抜き打ち検査を行う旨が提起された。
発行体や主幹事証券会社はロードショーで、目論見書などにおける公開情報以外の発行体に関する情報が使われたことが発覚した場合には、直ちに関連IPOを差し止め、関連規定に従い、発行体や主幹事証券会社に対し、監督・管理措置を講じる。違法行為が発覚した場合には、法に従って処罰するという。
「中国証券報」より 2014年1月16日