中国「貿易総額世界一」 今後の展望を熟考すべき

中国「貿易総額世界一」 今後の展望を熟考すべき。 中国政府は10日、中国の2013年の貿易総額は4兆1600万米ドルに達し、初めて4兆米ドルの大台を突破したと発表した。2013年1月から11月の11カ月間で、中国はアメリカを超え、世界最大の貿易国となった…

タグ: 貿易 総額 展望 輸出総額

発信時間: 2014-01-19 09:28:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

英紙フィナンシャル・タイムズが報道したところによると、中国政府は10日、中国の2013年の貿易総額は4兆1600万米ドルに達し、初めて4兆米ドルの大台を突破したと発表した。2013年1月から11月の11カ月間で、中国はアメリカを超え、世界最大の貿易国となった。

中国が「貿易総額世界一」の栄冠を手に入れたことに対し、国際社会にはやや嫉妬する気持ちもあるようだ。数年前、中国の輸出総額がドイツを抜き、世界一になったことに対し、独メディアは中国が統計を水増ししていると報じた。3年前、中国の国内総生産(GDP)が日本を抜き、世界2位になった際、日メディアは中国がデータをねつ造していると報じた。そして、今回、中国の貿易総額がアメリカを超えたことについて、米メディアもまた、役人たちが自身の昇進のために、統計を水増ししていると指摘している。

中国の海外貿易を長年研究している者として、筆者は「中国が世界最大の貿易国になった」こと知った時には、誇らしさに胸が震えた。しかし、奇妙なことに、中国国内の世論の反応は冷淡で、称賛の声はほとんどなく、「検証の必要がある」との指摘や批判の声が後を絶たない。

1978年から2013年、中国の海外貿易が成し遂げた成果は数字上の成績ではなく、世界経済の回復に対する牽引力と、中国の台頭における巨大な推進力である。海外貿易の発展は、経済成長を促進するだけでなく、中国国内の改革を突き動かす力となり、世界の平和的な発展に貢献してきた。これはいずれも中国が対外開放政策を堅持し、実行してきた賜物であり、世界貿易機関への加入という英断を下した結果であり、数多くの海外貿易関係者の懸命な働きのおかげでもある。

貿易総額が世界一になったことの興奮と喜びが徐々に落ち着いた後、我々がしなければならないのは冷静な反省と熟考である。

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