第三次産業の伸び率が10%を上回ることは珍しかったが、両産業間の伸び率の差は徐々に縮まり、第三次産業がGDPに占める割合は安定した上昇傾向を維持し、10年間で11ポイント近く伸びている。一方で、第二次産業の対GDP比は2004年に最高水準を記録して以来、7.7ポイント低下している。2012年、第二次産業の付加価値は23兆5319億元で、伸び率は8.1%となった。同年、第三次産業の付加価値は23兆1626億元に達し、伸び率は同じく8.1%となり、第二次産業に並んだ。GDPに占める割合を見ると、2012年、第二次産業は45.3%、第三次産業は44.6%で、両産業の差は初めて1ポイント未満まで縮まった。
世界各国の工業化の歩みを見ると、三大産業がGDPに占める状況は、その国の工業化と都市化の発展のレベルを反映するものである。現在、世界の主要先進国の第三次産業がGDPに占める割合はいずれもやや高く、米国・日本・ヨーロッパでは70%を超えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年1月20日