外的不安要因、新株発行の集中、短期金利の上昇などといった多くの要因を受け、今週のA株市場では、先週の上昇基調が続かず、27日には100億元規模の資金流出が発生し、28日も引き続き不安定な変動が続き、取引高は相当低い水準まで縮小した。29日付中国証券報が伝えた。
しかし、アナリストは「春節(旧正月)相場は終わっておらず、現在の取引縮小は、春節連休明けのさらなる上昇のためのパワー蓄積である」と見ている。
中国人民銀行(中央銀行)が28日に再びリバースレポ(買いオペ)を実施したことで、春節をひかえた市場の資金需給の逼迫感が緩和され、信用リスクも解消されたことや、金融株の底硬さ、市場の注目株の続出などといった動きから、春節前のA株の下落幅は限定的であることがわかる。いくつかのプラス要因により、春節連休明けのA株市場の上昇基調が続き、注目株が尽きないという春節相場は依然期待できる。
「中国証券報」より 2014年1月29日