中国船舶解体業協会の最新データによると、2013年、同協会会員企業が解体した国内外廃船の鉄スクラップの総量は250万LDT(鉄鋼材料の鉄分換算量)を超え、前年に比べて増加している。そのうち、輸入した廃船による鉄スクラップは2012年に比べ1割ほど減少している。30日付中国証券報が伝えた。
現在、船舶の価格は低水準にあり、加えて船舶解体関连の補助金政策による刺激を受け、中国国内の海運会社は次々と大規模な船舶解体計画を打ち出している。中国国内最大手の海運会社グループである中国遠洋運輸(集団)公司(COSCO、コスコ)や中国海運集団総公司の傘下子会社・中海発展股フェン有限公司は先般、大規模な船舶解体計画を発表した。業界関係者は両社に交付される補助金は4億元以上になるとの見方を示している。(編集担当:陳建民)
「中国証券報」より 2014年1月30日