コンサルティング会社ICIS(安迅思)の統計データによると、中国の2013年の国産液化天然ガス(LNG)の出荷価格は、2012年に比べ1トン当たり500元近く値上がりしており、全体的に売り手市場の特徴を示している。これにより、国産LNGサプライヤーの2013年の収益水準はいずれも2012年を上回っていることが分かった。30日付中国証券報が伝えた。
高い収益水準に後押しされ、2014年は多くの国産LNGプロジェクトが操業を始める。総生産能力は1日当たり6000万立方メートルを超える見込みだ。LNGの供給量の急激な増加はLNG関連の川下産業の発展を促進すると見られているが、LNGの販売利益を押し下げる可能性も出てくる。全体的に言えば、2014年は中国LNG市場の過渡期となり、市場は徐々に成熟する見通しである。(編集担当:陳建民)
「中国証券報」より 2014年1月30日