最近、香港のある新築分譲不動産物件の値下げ販売をめぐるニュースが注目を集めている。新鴻基傘下ある物件の値下げ幅は40%にも達した。中国内陸部の恒大地産が広範囲における値下げ販売を計画していることも報道されている。そして、不動産業界の大物である王石氏が「2014年の不動産市場は極めて不安定になる」と話したこともあり、中国不動産市場は現在悲観的なムードに陥っている。14日付中国証券報が伝えた。
業界関係者の多くは、中国不動産市場の分化傾向が2014年に激化すると見ている。一方で、一線都市と注目二線都市の不動産市場の活気が当面弱まることはない。他方で、一部三、四線都市の不動産価格が急落する可能性があり、不動産価格伸び幅が大幅に縮小することが見込まれている。全般的に見ると、2014年の中国不動産市場は楽観視できない状況にある。
「中国証券報」より 2014年2月14日