先般開催されたクロスボーダー人民元業務に関する会議で、中国人民銀行(中央銀行)は、資本勘定における人民元兌換自由化のペース加速を提起した。
同会議で、2014年において、中国人民銀行は関連政策の整備により、クロスボーダー人民元業務の発展を推進すること、二国間通貨協力を着実に進め、通貨スワップ関連の協調体制を整えること、資本勘定における人民元兌換自由化のペースを一層引き上げ、クロスボーダー資本流動管理手法を転換すること、人民元為替レート形成メカニズムを徐々に健全化させ、為替レート変動幅を漸進的に拡大していくことなどが強調された。
中国人民銀行の胡暁錬副総裁は同会議で発言した際、「クロスボーダー人民元業務の推進は、金利・為替レートの市場化、資本勘定における人民元兌換自由化および金融市場開放などの金融改革のペースに合わせる必要がある」とも指摘した。
「中国証券報」より 2014年2月20日