中国石油化工(シノペック)は19日、同社の石油販売部門部門の資産と負債の審査・評価に基づいて再編を行う際に、社会・民間などの資本参加を認めることに取締役会が同意したと発表した。国家資本と社会・民間資本による共同経営を実現し、社会と民間の持ち株比率については市場の状況によって決定する方針である。20日付中国証券報が伝えた。
ガソリンスタンドの店舗数で計算すると、シノペックは中国最大かつ世界2位の規模を誇る石油製品供給業者である。2013年末時点で、シノペックの石油販売部門が管理しているガソリン・ガススタンドは3万532店舗に上る。シノペックの関係者は「混合所有制改革を率先して推進することは、中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)で提起された混合所有制経済を積極的に発展させていくという方針を着実に実施するための重要な取り組みである」と話している。
「中国証券報」より 2014年2月20日