中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は先般、「中国政府は経済活動に存在するリスクを高度に重視し、国際的な経験と教訓から学び、『シャドーバンキング』に対して有効な監督・管理を行っている。中国の『シャドーバンキング』の総体的な規模は大きくないが、最近急拡大しており、我々は慎重に対応している」と述べた。24日付中国証券報が伝えた。
債務の対GDP比上昇を政府は重視している。一般家庭の負債は多くないが、企業債務はやや多いことから、高い貯蓄率が商業銀行を通じて信用貸付の拡大と債務拡大を促す可能性がある。「中国政府は資本市場の整備を促し、直接融資の比率を高めることに力を入れているが、これは時間のかかる作業だ」と周総裁が指摘する。
「中国証券報」より 2014年2月24日