世界が中国を考察する両会(人民代表大会と政治協商会議の全国会議)をまた迎える。中国共産党の主張が規定の手続きを経て国家の意志となり、各民族人民共通の行動となる。2014年は改革の全面的深化「元年」となる。第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)から2014年全国両会まで中国が改革の全面的深化の第一歩をいかに踏み出すかに国の期待と世界の注目が集まっている。
中国浦東幹部学院科学研究部の劉靖北主任は「カウントダウンが始まった。第18期三中全会で提唱された改革の全面的深化という任務を全うするのにあと7年しかない。その元年である2014年の春は中国にとって非常に緊迫した春となる」とし、「今年は改革推進に力を入れ、個別に推進できる改革はいち早く打ち出し、連動する要求は改革の方案をいち早く提示する」と述べた。
中国社会科学院の李楊副院長は「両会では、政府の活動報告、予算報告、計画報告など一連の重要文書を審議・議論される。これらの文書は今年の改革の全面的深化に対して、法的効力のある具体的な取り決めとなる。全国人民代表大会(全人代)代表として使命の重さを感じている」と改革の全面的深化の具体化に向けた両会の取り決めに期待を示した。