中国移動(チャイナモバイル)の李正茂副社長は、バルセロナで開催されたモバイル世界大会(MWC)2014に出席した際、「当社は第5世代移動通信(5G)技術の開発に全力で取り組んでいる。産業界の5G技術開発で先導的な役割を果たしたい」と述べた。27日付中国証券報が伝えた。
中国では、4Gライセンスが発給されたばかりで、三大通信キャリアが4G通信ネットワークの建設に取り組んでいる最中であり、ユーザー数もまだ少ない。このようなタイミングで中国移動が5G技術開発の始動を言及したことについて、アナリストは、「三大通信キャリアがそろって5G技術の開発に取り組み始めたのは、技術が時代遅れになるのを避けること、そして潜在的な需要があることが念頭にあるからだ」と指摘する。
中国工業情報化部はこの前、MG2020推進チームを立ち上げ、中国の5G規格の開発を正式にスタートさせた。中国発展改革委員会(発改委)と科学技術部も5G技術の開発に参与している。
「中国証券報」より 2014年2月27日