中国銀行業協会は先般会議を開き、預金吸収にあたって預金金利上限を超えないよう促すなど、同協会加入銀行に対して預金関連の政府規定の順守を求めた。中国銀行業界における預金競争が激化していることが背景にあると見られる。28日付中国証券報が伝えた。
複数の銀行業界関係者は、「金融市場秩序の維持と国家金融安全の面で考慮すると、「余額宝」などのインターネット金融商品と連動している通貨型ファンドが銀行に預けている預金は、同業預金ではなく、一般預金と見なして規定に基づいて預金準備金上納義務を課すべきだ」と主張している。
別の業界筋は、「インターネット金融監督・管理細則が現在検討されているが、上述の預金を一般預金と見なしても良いかは多数の監督・管理部門が協議を経て決めるものだ」と指摘する。
「中国証券報」より 2014年2月28日