中国人民銀行(中央銀行)の李東栄副総裁は3日、中国人民政治協商会議第12期全国委員会(全国政協)第2回会議の開幕式に出席した際、上海証券報の記者に「インターネット金融は新しいものとして、積極的な役割を発揮しており、規範的に発展させていく必要がある。中央銀行もこれを支持している」と語った。
中国金融界では、インターネット金融の管理強化を呼びかける声が高まっている。全国政協委員で工商銀行前頭取の楊凱生氏は「オンラインでもオフラインでも金融活動であれば、既存の金融法規に従い、『放任、自由で問題が起きたら対処する』という態度ではなく、監督・管理の範疇に入れるべきだ」と強調。
人民銀行金融政策委員会の李稲葵元委員も「インターネット金融の管理を強化すべきだ」とし、「今年、インターネット金融暫定管理条例が打ち出されると信じている」と述べた。