当然のことながら、金融とネットの連携にはリスクもある。われわれのようなネットに従事する者は金融の専門家ではないし、今は「金融の営業販売」という側面ばかり見ている。より多くの人によりわかりやすく既存の金融商品を理解してもらうにはどうしたらよいか、より気軽に金融商品を試してもらったり、利用してもらったりするにはどうしたらよいか。今、われわれが取り組めるのはこの点だけだ。金融商品のイノベーションとの真に関わり、ということについていうと、正直に言ってわれわれにはそのような能力はまだないし、金融産業に対する十分な深い理解も欠けている。新しい現象が発展するには一定のプロセスが必要で、初めはシンプルな探求に過ぎなかったものが、大きな影響を与えるようになることは、多くの人が身をもって理解するところだ。わわれわれが引き続き深いレベルで取り組みを進めれば、より大きな影響を与える可能性がある。だが金融というのは一般的なサービスや商品ではなく、大きなリスクが起これば、災厄的な被害を生じる。よって国の関連部門は金融分野の監督管理を強化し、早めに手を打ち、各種のリスクを出来る限り予防・軽減して、消費者に一層便利で安全かつ効率の高いサービスを提供しなければならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年3月5日