中国証券監督管理委員会(証監会)の肖鋼主席は11日、第12期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の記者会見で、2014年の資本市場改革は主に、多層的な資本市場体系の健全化をめぐって展開するとした。
また、「証監会は2014年に適格海外機関投資家(QFII)と人民元適格海外機関投資家(RQFII)投資枠のさらなる拡大を計画しており、現在は関連部門と共同でQFIIの税収政策などの問題について検討を進めている」と肖主席が明らかにした。
株式市場の状況について、肖鋼主席は「株式市場の動揺が新興市場国においても先進国においてもよくあるものである。わが国の資本市場の市場化程度はまだ低く、全般的な配慮をもって、改革の度合いと市場の受容性の間でバランスを取っていくことは、確かに証監会にとって1つのチャレンジである」と述べた。
「中国証券報」より 2014年3月12日