▽ネット発展の流れに順応して、新型の情報消費を誘導
2013年の中国の情報消費の規模は2兆2千億元に達して、前年比28%を超える増加率を達成した。代表委員の多くが、情報消費は発展ペースが最も早く、付加価値が最も高い産業であり、今後は経済成長を牽引する「新たなエンジン」になるとの見方を示す。
代表委員の一人である中国移動(チャイナモバイル)湖北公司の郭永宏董事長(会長)によると、情報化が継続的に推進されており、電子商取引(eコマース)やインターネット金融などの産業の発展を支える土台を提供しているという。
農村のインフラ設備の遅れが情報消費を制約しているという人がいる。だが郭董事長によれば、建設は構想されており、進度に問題があるだけだ。4G営業許可証は昨年末に発行されたばかりだが、今年3月末までに、4Gネットワークは湖北省のすべての郷・鎮をカバーする見込みという。
郭董事長は次のように提起する。情報化をめぐり、各地方はまだ実質的な内容のある支援政策をうち出していない。情報産業の発展環境をさらに改善し、関連政策をうち出し、地方政府がモバイルインターネット産業の発展を支援するよう誘導し、新型の情報消費を促進することが必要だ。
また別の代表委員の提起によると、政府が物流やブロードバンドインフラへの投資を拡大し、壁を破って市場を開放することが必要だという。