中国人民銀行(中央銀行)が18日発表したデータによると、2月の中国の新規外貨買い入れ額は1282億4600万元と、前月から大きく減少し、2013年10月以来5カ月ぶりの低水準となった。1月末の中国の金融機関ベース外貨買い入れポジションは29兆1959億9500万元だった。
中国銀行国際金融研究所マクロ経済研究主管の温彬氏は、「人民元為替相場の市場化改革が一方的人民元高観測を弱めたことが、ホットマネーの流入減少につながった」と指摘し、「2014年通年の中国の新規外貨買い入れ額は2013年の約半分の1兆2000億元―1兆4000億元に減少する」と予想している。
「中国証券報」より 2014年3月19日