非貿易部門の効率の効果的な向上について、劉副主任は次のように説明した。発達した経済体と比べると、中国の非貿易部門の効率はまだ低く、とりわけ行政が関わって独占状態にある非貿易部門、インフレ設備、基礎的産業の効率が低く、資源配置のねじれが特に目立つ。こうしたねじれが正されれば、中国の非貿易部門の効率の向上、さらには部門全体の効率の向上には大きな可能性があるといえる。
劉副主任は新たな成長分野の模索の加速について、「さまざまな形式のイノベーションを促進する必要があり、たとえば教育、医療、文化などの分野の新たな成長源は潜在的な需要が認識され、誕生が促されているといえる。またインターネットショッピング、太陽光発電なども新しい技術の登場によって誕生が促されているといえる。このほか省エネ、節水、クリーンエネルギー、汚染物質排出削減などのグリーン産業は、既存の突出した問題に対処し新たな成長源を模索する中で生まれたものだ」と話す。