レアアースの駆け引き、西側ルールの不公平性を浮き彫りに
レアアースの駆け引き、西側ルールの不公平性を浮き彫りに。 WTOは26日、米国・EU・日本が中国産レアアース・タングステン・モリブデンの輸出管理措置を巡り提訴した件の、紛争処理小委員会の報告書を発表した。中国のレアアース輸出規制がWTOの規定に背くとされた…
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発信時間： 2014-03-28 10:28:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
積極的に「対抗措置」を制定
中国商務部条約法律司副司長の楊国華氏は、「今回の紛争処理小委員会の報告書は、中国の環境資源保護の初志を認めているが、中国が間違った方法を使っていると判断した。輸出規制をするべきではないが、生産面から開発を規制することは可能だというのだ」と語った。
楊氏は、「中国はWTOの規則に合致するマニュアル・制度を制定し、レアアースなどの戦略的資源を保護することを検討している。例えば開発量の規制、もしくは資源税により資源類商品の輸出を管理することだ」と説明した。
今回の危機が訪れる前に、中国はレアアースを国家戦略資源として位置づけ、むやみな開発や産業の弊害を巡り、レアアース「ブラック産業」にメスを入れる措置を講じ、環境保護および産業政策に合致しないレアアース開発および生産企業を操業停止に追い込んだ。中国レアアース学会副秘書長の張安文氏は、「中国はレアアース業界の統合を推進し、同時に環境保護の法執行を強化し、資源の効果的な管理と持続可能な利用を促すべきだ」と提案した。
また西側諸国からの制裁に対して、中国も「座して死を待つ」ことはできない。中国WTO研究会理事の何偉文氏は、「中国は戦略的資源の保護に関する戦略の研究を急ぐと同時に、海外の中国の資源商品に対する積極的な攻撃に応じ、積極的に対抗措置を制定するべきだ。米国産の原油もしくは天然ガスなどの輸出に対しても、真剣に検討を重ねた上で提訴できる。WTOの規則を利用し、合理的かつ合法的に中国の利益を求めていかなければならない」と主張した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2014年3月28日
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