中国では、国有資産改革意見草案はすでに国務院に送付されており、今後承認を経て国有資産改革のトップダウン設計が発表されることになる。31日付中国証券報が伝えた。
同案で、「国有資産改革において、資本市場の役割を最大限に発揮させ、買収・合併(M&A)、従業員持株計画、ストックインセンティブ制度などの手段を十分に利用し、国有資産の効率向上に取り組み、国有資産監督・管理の改善を図る」ことが提起された。
先般開催された国務院常務会議で、中国資本市場の健全化に向けた6措置が打ち出されたが、なかでも、国有資産改革の基盤作りに向け、市場における企業の買収・合併、混合所有制の発展を奨励すること、専門性の強い機関投資家の拡大を図り、国有企業の資本運営を促進すること、上場企業の業績向上を図り、国有企業の企業統治を規範化し、ブルーチップ株を活気付けることが提起された。
「中国証券報」より 2014年3月31日