習近平国家主席に同行して欧州を訪問中に携帯電話で写真を撮影する彭麗媛夫人の画像がネット上で広がり、国産製品ブームに火をつけた。彭夫人が使った携帯電話は国内携帯電話メーカー・中興通訊(ZTE)のブランド「Nubia」が販売している「Z5 mini」。見た目がスタイリッシュで、カメラ機能に優れ、市場価格は2000元以下とお手頃だ。ネット通販大手「京東商城」の今年3月31日の統計によると、この携帯電話のアップグレード版「Z5S mini」の売上台数が一日で倍増したという。
海外ブランドとの競争
他の国内の携帯電話メーカーと違い、「Nubia」はZTEの強力な技術と国際的なプラットフォームに支えられ、ハイエンドスマートフォンの開発に力を入れ、世界市場に打って出るとともに、中国の電子製造業の国際競争力を代表している。
「Nubia」の携帯電話は発売当日から人気を集め、京東商城では売上ナンバーワンで、新機種が発売されると数分で完売する。
「Nubia」誕生の日、ZTEは世界の携帯電話市場に積極的に打って出るため、「携帯電話業務の収入で1000億元を突破、グループ収入の50%を占め、公開市場の売上率を50%に到達させ、2015年に世界のスマートフォン市場でトップ3に入る」という3年計画を立てた。