ウォール・ストリート・ジャーナルは4月3日、「グローバル企業、中国人求職者に対する魅力を失う」と題する記事を掲載した。内容は下記の通り。
郭文(音訳)さんのような中国人は、昔ならば大学卒業前にグローバル企業に争奪されていたが、現在は正反対の状況となっている。24歳の郭さんは北京大学マイクロ電子学部を卒業しようとしているが、彼が選んだのは中国IT最大手のテンセントだ。
調査会社「Universum」が木曜日に発表した報告書によると、郭さんと同じ選択をする大学生が増加している。卒業後はグローバル企業で働きたいと回答した人は、今年21%のみだった(前年は38%)。
郭さんは、「昔は、国有企業と民間企業の給与は、外資系企業より低かった。しかし中国の一部企業は今年、社員の基本給を増やした」と説明した。