中国株式市場は4月、幸先よいスタートとなったが、人気の中心が定まらず、買われている銘柄が依然として分散的であり、とりわけブルーチップ株の乱高下が続いている。株価指数については、二進一退の状況となっている。8日付中国証券報が伝えた。
政策の後押しもあり、ブルーチップ株が注目されるようになっているが、経済環境の厳しさと流動性不足の影響により、投資家の買い意欲は依然低い。それと対照的に、下落が続いていた高成長性株は売りすぎによる反動や好材料による影響を受け、上昇トレンドに戻った。
当面、ボックス相場とシーソー効果が並存する構造の中、投資家は政府の政策方針に目を向け、人気株に照準して株式投資を進めるしかない。また、調整が長く続いていることは段階的な上昇のチャンスが迫っていることをも意味している。3月の経済データの公表で市場に変化が現れる可能性が大いにあると見られる。
「中国証券報」より 2014年4月8日