ボアオ・アジアフォーラム2014年度年次総会が8日、海南省博鰲(ボアオ)で開幕した。今回の年次総会は、改革、革新、持続可能な発展について、アジアと世界の経済情勢に対する議論が展開され、中国の改革に関する話題が国際社会の注目を集めている。「中国は市場化の改革政策を進めるとともに、上海、北京、香港などの国際金融センターの地位強化など、本国の金融市場の発展に力を入れている。アジア太平洋の国と金融・経済協力の必要があるとき、ロシア企業は中国の金融市場の利用を検討することがますます増える」とRDIFのキリル・ドミトリエフ最高経営責任者(CEO)は語る。
同氏は、「中国が進めている市場改革の深化の重要な方向は、ドルを経由せずに直接人民元と外貨の自由な交換を行うこと。この改革は、中国とパートナー国との間の整備された貿易と投資の手続きに頼るところが大きい」との見方を示す。
ロシアは今回のフォーラムに、高官や大企業の最高責任者で構成される大規模な代表団を派遣。ドミトリエフ氏は、「ボアオ・アジアフォーラムは重要なプラットフォームとなり、ここで国際協力の具体的な内容を話し合うことができるようになる」と話す。