同フォーラムに何度も出席してきたイギリス生命保険会社最大手のスタンダードライフ社のジェリー・グリムストン会長は、今回のフォーラムで中国の改革に対してアドバイスする予定だ。「膨大な労働力資源はアジア最大の持続可能な発展の潜在力で、中国は高齢化の課題に直面しているが、一人っ子政策を徐々に緩和している。この政策調整が、長期間にわたって改革の成果を発揮できるようにするものである」と指摘する。
欧州委員会のピーター・マンデルソン元通商担当委員は、中国の経済成長方式の「輸出主導型」から「消費牽引型」への転換がアジアの産業チェーンの再構築に多くのチャンスをもたらすとともに、中国の消費力の向上が世界市場にとってプラスとなるとの見方を示す。
「中国の消費者は中国だけでなく。海外に出て世界で買い物をする。中国はアジアの他の国の重要な商品・サービス市場となる」とマンデルソン氏はフォーラム前のインタビューで語った。