ネット金融は中国のすべての問題を解決できない。北京大学国家発展研究院教授の林毅夫氏は、「ネット金融は中国の国内総生産の増加を促すが、決して国内総生産の万能薬ではない。中国は技術革新と産業アップグレードへの投資を続ける必要がある。これらの投資は、金融サービスを必要とする。ネット金融は新技術として多くの中小企業を支援できるが、ネット金融が中国のすべての問題を解決するとは判断できない」と分析した。
零細企業の資金調達問題は、世界的な難題となっている。フォーラムで発表された「マイクロファイナンス発展報告書」によると、アジア諸国では金融システムの不備により、零細企業の資金調達が大きな問題となっている。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)副主席の閻慶民氏は、「零細企業の資金調達問題、高額な資金調達コストを巡り、金融機関は信用貸付以外の金融サービスを拡大し、改革の精神により信用貸付以外の比率を高め、零細企業へのエクイティファイナンスの比率を高め、デットファイナンスの比率を適度に引き下げるべきだ」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年4月9日