中国の海外資産が膨大な規模を形成しており、ブラジル、ロシア、インド、南アフリカのBRICs4ヶ国の合計を大幅に上回っている。その主な内訳は、外貨準備高、対外直接投資、証券投資、その他の投資となっている。海外資産は、すでに中国のGDPの半分以上に達している。フォーブス(電子版)が4月7日に伝えた。
中国国家外貨管理局のデータによると、中国の海外金融資産は2013年末時点で5兆9400万ドルに達し、2012年末の5兆2000万ドルから増加した。これは中国の8兆3000億ドルのGDPの半分以上に達し、各国の国債および固定資産を取り込んでいる。
中国人民銀行(中央銀行)は3兆8800億ドルの準備高を持ち、中国の海外資産の65%を占める。その多くは、米国債だ。この金額はブラジル、ロシア、インド、南アフリカの海外資産総額の1兆1800億ドルを大幅に上回る。中国は世界最大の米国債保有国で、価値にして約20億ドルに達する。また中国の海外直接投資が海外資産に占める比率は10%、証券投資は4%となっており、その他の20%は個人資産などのその他の投資となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月10日