ボアオ・アジアフォーラム2014年度年次総会が8日、海南省で開かれた。内外の政界、実業界、学術界、メディアなどの分野から来賓約3000人がボアオに一堂に会し、アジア発展の新たな原動力と、地域一体化の道を共に模索する。これらの議題をめぐって今回のフォーラムを体現している5つのHOTワードを解析してみよう。
(1)成長の新たな原動力:経済構造の高度化
世界の経済構造は現在、大きく変革しつつあり、アジアの経済体は一連の大きな課題に直面している。今年の年次総会のテーマは「アジアの新未来:新たな発展の原動力の模索と開放」で、現実的な狙いがはっきりしている。
ボアオ・アジアフォーラム研究院の楊希雨執行副院長は、「アジア各国の意見の一致を図り、新たな発展の原動力を模索したい」と述べた。
(2)アジアの新「シルクロード」:多元的な開放と融合
習近平主席は昨年、中央アジアと東南アジアを訪問した際、「シルクロード経済帯」と21世紀「海上シルクロード」の構想をそれぞれ提案した。今年のボアオ・アジアフォーラムは、「シルクロード復興」のサブフォーラムを特別に設けたほか、「海上シルクロード」についても討議する。
中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の李向陽院長は、「2つの『シルクロード』が提唱するのは、経済貿易、金融、文化、相互接続などトータルの協力で、より多元性を備えている」と語る。