ボアオ・アジアフォーラム副理事長、同フォーラムの中国側首席代表の曾培炎氏は9日、ボアオ・アジアフォーラム2014年年次総会に出席した際に、「不動産市場が転換点を迎えている」との判断は時期尚早だと指摘した。10日付中国証券報が伝えた。
曾氏は、「現在の住宅価格には分化が生じている。一・二線都市では高騰の勢いが緩やかになっており、三・四線都市では上昇率が低下するか、下落が生じている。これは政府の調整策が効果を発揮していることを意味するものだ。また、金利市場化改革への期待感、国際遊休資本の流出により、投資を目的とする不動産の需要が減少していることが反映された」と分析した。
「中国証券報」より 2014年4月10日