中国経済の柔軟性が高く、潜在力は大きい
中国国際問題研究所の副所長で研究員の阮宗沢氏は昨日、李総理の基調講演を分析し、「李総理は講演の中で、中国経済に対する揺るぎない自信を示した。我々は中国経済に自信を持っており、中国は改革の深化に取り組んでいる。改革は構造調整、国民生活の改善などに関わり、中国の経済成長の原動力をさらに引き出すだろう」と語った。
交通銀行チーフエコノミストの連平氏も、上海証券報のインタビューに応じた際に、「李総理は中国経済について触れた際に、経済の柔軟性を何度も強調した。これは経済そのものに成長力が備わっており、大幅に低迷する条件が存在しないことを意味する」と分析した。
3月以来、実体経済には多くの積極的な要素が見られている。企業の操業度が上昇し、発電量の増加率が回復している。工業・投資データも、これに伴い改善されるだろう。3月の製造業PMI、非製造業PMIは、いずれも分水嶺となる50%を上回り、拡張を示した。海外貿易は依然として振るわないが、これは昨年のデータが好調だったためで、4月よりデータは回復を始めるだろう。