中国の海関(税関)総署が10日発表したデータによると、米ドル換算で、第1四半期の中国の貿易総額が前年同期比1%減の9658億8000万米ドルとなった。うち輸出は同3.4%減の4913億1000万米ドル、輸入は同1.6%増の4745億7000万米ドル。同期の貿易黒字は167億4000万米ドルで、同59.7%減だった。11日付中国証券報が伝えた。
これについて、アナリストは「対香港輸出の急減と伝統輸出商品の競争力低下が3月の輸出減少の二大要因となっている」と指摘する。また、「2013年の一部特殊要因による影響が4月中旬以降大きく弱まることを受け、第2四半期の中国の輸出データは楽観視できる。輸出の伸び率が第1四半期からやや回復する」と予想している。
「中国証券報」より 2014年4月11日