北京凌雲は工場建設に時間がかかり、生産設備が老朽化してエネルギー資源の消費量も多く、さらに生産に石炭を使用することでCO2を排出し汚染度が高いこともあって、首都にはふさわしくないとされた。
生産基地が河北に移転した後、北京にあった生産基地の跡地は数百ムー(1ムーは15分の1ヘクタール)の工業用地となり、首都の機能の配置調整に合わせて、生態環境に配慮した救急産業のモデルパークが建設される予定だ。
プロジェクトが武安市に移転した後、北京凌雲は改良とバージョンアップを進め、世界のハイエンド重曹市場に照準を合わせて、国内市場を牽引する重曹の新製品を研究開発し、製品チェーンにも手を伸ばす計画だ。規模の点では、薬原料の重曹の年間生産量をこれまでの2万トンから6万トンと、3倍以上に増やという。経済効果の点では、新生産ラインの第一期年間生産量により年間売上高1億4千万元(約22億9500万円)、税引き前利益約5千万元(約8億1971万円)を達成し、現地で約150人の雇用を生み出すとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月17日