上海の臨港洋上風力発電第1期プロジェクトの海洋使用を上海市海洋局が先般承認したことに業界の注目が集まっている。これは4日に上海市が新エネルギー発電補助金政策を発表し、0.2元/kWhの固定価格買取を提示後に打ち出した洋上風力発電を対象とする優遇策である。13日付中国証券報が伝えた。
業界関係者は、「上海の臨港洋上発電プロジェクトは既に前期準備作業を終え、海洋使用承認を取得したことは、上海東海大橋プロジェクトに続く上海における第2の国家級洋上風力発電モデルプロジェクトの建設が加速することを意味している」と指摘する。
国家レベルの洋上風力発電の電力買取基準価格も制定中で、このほかにも各地で総規模400万キロワットの洋上風力発電プロジェクトが着工する予定だ。これまで海洋使用問題、電力買取基準価格の不確実さ、政策支援の不明朗などにより停滞していた洋上風力発電が全面再開していく見通しだ。
「中国証券報」より 2014年5月13日