ウォール・ストリート・ジャーナル中国版は13日、中国経済は崩壊しないと報じた。中国の人口は米国或いはユーロ圏の4倍だ。従って近代化が実現すれば、GDPも米国或いはユーロ圏の4倍になるはずだ。西側諸国は今後自らのポジションを正し、中国をリーダーとする新たな世界を迎える準備をしておくべきだと伝えた。
中国経済は1979年に近代化の道のりを歩み始めて以来これまで景気が低迷したことがない。この30年以上、中国の国内総生産(GDP)は年平均9.7%増加している。他にこのレベルに達している国があるだろうか?どの指標をみても、中国のGDPが米国や欧州に迫り、追い抜くのは目に見えている。
西側諸国は今後全く違う世界においてどう自らの正しいポジションを見つけるかに注目するべきだ。中国の人口は米国或いはユーロ圏の4倍だ。従って近代化が実現すれば、GDPも必然的に米国或いはユーロ圏の4倍になるはずだ。中国のGDPが欧米を追い抜く時、この2つの古株の主要経済体は一人当たりGDPがなお中国の4倍であることを誇ることができる。
中国はやはり世界の強力なパワーである。中国のGDPが米国を追い抜けば、中国は米国の規模と同じ軍事力を統率する能力をもつ。中国と西側世界の実力が拮抗する前に、中国と共通の政治基盤および互恵的な経済の枠組みをいち早く構築し、平和的共存を実現することが西側世界の最も有力な選択肢となる。
これこそ積極的態度で相互依存を考えることになる。政治学者らは国家間の優位性の相互補完の程度によって同盟関係を判断する。外交は双方向の交換の上に成り立っている。こうした交換を通じて一方の国は自らの優位性によってもう一方の国の弱点を補う。世界各国及びその経済は相互依存の関係で動いている。
大部分の都市部の中国人は英語ができるが、中国語ができる欧米人、或いは中国人をより理解しようと中国に行く欧米人がどれくらいいるだろうか?新しい世界秩序の下、中国と協力しなければならない時が到来しようとしているが、西側世界は対応が遅れ、交渉も思うように進んでいない。
双方は相互の繁栄を促進するという基礎の上でより調和のとれた関係を築くことができる。こうした関係を築くにはまず、西側は台頭しつつあるこのパートナーの経済的成就を過小評価するのではなく、その成長を手助けするべきだ。
同誌は最後に、「中国経済の衰退を唱える文章などもう読む必要はない」とし、「この回避できない結果を受け入れ、中国をリーダーとする新たな世界を迎える準備をしておくべきだ。過去20世紀のうち、18世紀は中国が世界のリーダーだった。これからは子どもたちにフランス語やイタリア語ではなく、中国語を学ばせ、上海や広州に行ってみよう。中国経済の衰退を唱える文章などもう読む必要はない。中国経済は崩壊しない」と締めくくった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月14日