高速鉄道、北京・天津・河北の1時間都市圏を形成

japanese.china.org.cn  |  2014-05-23

高速鉄道、北京・天津・河北の1時間都市圏を形成。

タグ:高速鉄道 1時間都市圏 

発信時間:2014-05-23 15:45:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

珠江デルタ、長江デルタ、長沙・株洲・湘潭からなる「長株潭」、そして今日の北京・天津・河北において、中国は1時間都市圏の概念を実践に移している。それでは、なぜ4時間ではなく1時間なのだろうか?当初この1時間経済圏の概念が提唱されたのは、ある勤務地に向かうための移動時間は1時間以内が最適とされたからだ。

この1時間には他にも、快適に外出できる時間という意義が含まれており、60分という絶対的な数値とは異なっている。ニューヨーク都市圏、米国とカナダの五大湖都市圏は、世界的に有名な1時間都市圏だ。北京・天津・河北は今、新たな1時間都市圏の代表格になろうとしている。

北京・天津、交通面でリード

北京南駅から天津に向かう列車は毎日88本あり、平均すると約15分間隔で発車している。祝祭日でなければ、切符は駅で直接購入することができ、最速28分で天津に到着できる。統計データによると、京津都市間鉄道の開通から5年余りで、乗客数が延べ1億人以上に達しており、昨年だけでも延べ2585万人となった。これは「都市融合化」の効果を示すデータだ。そのうち北京と天津の間を頻繁に往復する「双城族」(年間100回以上往復)は、5万人以上に達している。

 


 

筆者は北京と天津を往復するうちに、両都市で生活を送るサラリーマンと知り合いになった。張力さんは天津市に家があるが、勤務先は北京市西単だ。彼は毎朝7時25分に天津市河北区の家を出発し、50分以内に北京南駅に到着できる。

張さんは北京南駅で下車すると、そのまま地下鉄4号線に乗り換え、30分内に西単に到着する。彼は多くのホワイトカラーと同時にオフィスビルに入るが、他の都市から来たばかりのようには見えない。会社は9時に出勤記録をとるため、北京の郊外や通州区に住む同僚はラッシュ時の渋滞にはまることが多い。張さんは20分前に社員食堂に到着し、同僚と食事をしながら話ができる。食後、一日の忙しい勤務が始まる。

張さんは、「高速鉄道で北京・天津を行き来する、午前9時から午後5時までの生活を3年間送っている。北京の地下鉄と京津都市間鉄道のダイヤはもう丸暗記している。退勤後に友人と演劇を鑑賞し、北京南駅に戻り列車で天津に帰ることもある」と語った。

 


 

両都市を行き来する生活を体験

張さんの取材を終えた翌朝、筆者は国貿から地下鉄に乗り北京南駅に向かい、1時間都市圏の魅力を体験した。出勤のラッシュ時で、西単で4号線に乗り換える必要があったため、北京南駅までは42分かかった。

北京南駅の地下一階の乗り換えホールと、北広場地下二階はは直接つながっており、地下鉄から高速鉄道へ楽に乗り換えできる。北京南駅などはオンライン切符販売を実施しており、時間がさらに短縮されている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月23日

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