中国には市場予測管理の指標化が必要

japanese.china.org.cn  |  2014-05-23

中国には市場予測管理の指標化が必要。市場の予測は、資本市場の発展において重要な役割を果たす。ある意味、資本市場の発展状況は、市場の予測とその変化の状況によって左右される…

タグ:市場予測管理

発信時間:2014-05-23 17:12:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

市場の予測は、資本市場の発展において重要な役割を果たす。ある意味、資本市場の発展状況は、市場の予測とその変化の状況によって左右される。『資本市場の健全な発展の一層の促進に関する国務院の若干の意見』(新「国九条」)には、市場予測安定のメカニズムを健全化すると明記された。現在の同メカニズムの不足を踏まえつつ、その健全化に向けた基本的な構想を見ていこう。23日付中国証券報が伝えた。

科学的市場予測の指標システムを健全化し、合理的な指標値と範囲を確定する。中国の資本市場の改革は市場化によって進められ、これらの指標を制定すべきではないと判断する人もいるだろう。しかし筆者は、これは一種の誤読と考えている。中国の経済体制改革の方向は、市場に決定的な作用を発揮させることだが、国民経済と社会の発展の年間・五カ年目標の制定が重視されている。先進国でもこれは同じだ。この目標には政策目標があれば、量的予期指標の目標もある。経済社会における異なる属性に基づき、範囲・奨励・制限などの多方面の予期性・拘束性の量的指標を設ける。ゆえに合理的な分析と全体的なバランスを踏まえた上で、資本市場の規模・ペース・構造・収益などの重要な面での市場予測目標(株の流通量、平均収益率、平均利益率、主要総合指数の範囲など)の量化が必要だ。また中国の資本市場は20数年間の発展を経て、多くの経験・教訓・データを積み重ねているため、これは実行可能なはずだ。


迅速な開示・宣伝のシステムを健全化し、多くの投資家が中国資本市場の目標を迅速かつ全面的に理解できるようにする。投資家にこれを理解させることは重要であり、目標実現の巨大な推進力を生む。市場のある方向で目標から大きくそれている場合、投資家は自覚してかせずしてか、異なる方向から市場に働きかける。これにより目標実現に近づくことが可能だ。

効果的な調整の執行システムを健全化する。このシステムには、二つの主な内容が含まれる。まずは、市場目標そのものの動的な調整だ。指標システムと指標値が確定されてから、状況の変化に応じて評価・調整・改善が可能だ。次に、市場の動きが目標から大きく外れており、市場メカニズムが効果的に力を発揮できない状況の中、迅速に効果的な措置を講じ、市場目標の実現を促す。新「国九条」は、部門を跨ぐ共同管理のメカニズムの健全化を求めた。これにより調整の措置が多様化し、効率を高めるはずだ。この点については、中国のマクロ調整の「範囲調整」の経験を参考にできる。資本市場も同じような調整ができるはずだ。

「中国証券報」より 2014年5月23日

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