中国人民銀行(中央銀行)が26日発表したデータによると、第1四半期に中国の電子決済が比較的速い伸びを示している。中でもモバイルペイメントの取引額が4兆元近くとなり、伸び率が5四半期連続で200%を超えた。
モバイルペイメント取引額の非現金決済取引額に占める比率がまだ1%足らずであるが、モバイルインターネット時代の到来をチャンスと捉え、業界大手が積極的に布石を打っている。
業界関係者は、「産業チェーンが成熟しつつあることや利用条件の改善、そして基数がわりに低いということもあり、モバイルペイメント業界の急成長は引き続き維持される」と見ている。NFC(近距離無線通信)とO2O(Online to Offline)は今後のモバイルペイメント急成長のけん引役になるという。
「中国証券報」より 2014年5月28日