中国各地の「新区」の建設が固定資産投資を押し上げている。しかし、一部地方ではすでに過剰な都市開発投資により、投資効率が低下し始めている。警戒すべきなのは、土地担保融資モデルへの過度の依存がこういった大規模・低効率の投資のリスクを高めているということである。3日付中国証券報が伝えた。
専門家は、「十三・五(第13次5カ年計画、2016―2020年)」期に、中国経済の3つのけん引役の1つである投資は、引続き最も重要な役割を果たすと見ている。一方で、「局部における都市開発投資の飽和、投資効率の大幅低下および不良債権の集中発生などの問題を防止する必要がある」と専門家らが指摘する。
「中国証券報」より 2014年6月3日