中国巨額外貨準備による「負担」の軽減策を分析

中国巨額外貨準備による「負担」の軽減策を分析。 中国の李克強総理はアフリカ歴訪中、巨額の外貨準備が大きな「負担」になっていると指摘した。中国にとって、外貨準備が多いことが「負担」となっている…

タグ: 外貨準備

発信時間: 2014-05-30 16:48:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

最近の報道によると、中国の李克強総理はアフリカ歴訪中、巨額の外貨準備が大きな「負担」になっていると指摘した。正確な負担軽減策を見出す前に、外貨準備が多いことが「負担」になる理由を明らかにしておく必要がある。30日付中国証券報が伝えた。

 

一つ目の「負担」は、インフレと資産価格のバブル化のリスク拡大だ。外貨準備が多いことは、大量のベースマネーの発行を意味する。1米ドル=7元で換算すると、4兆ドルの外貨準備高は、中央銀行が28兆元のベースマネーを発行することに相当する。人民元相場が過去数年間のように上昇を続け、1米ドル=6元に達した場合、4兆米ドルだけでも4兆元のベースマネーが余分に発行されることになる。しかもこれには、ベースマネーの流動により生み出される通貨が含まれない。

 

二つ目の「負担」は、ホットマネーの急速な流入・流出による危機のリスクだ。この20年に渡る世界と地域の危機を見ると、ホットマネーが新興国に大量に流入し、経済秩序が破壊された場合、インフレが発生し、資産価格のバブルが急拡大することが分かる。ホットマネーが大量に流出する場合、往々にして資産価格の暴落により経済危機を引き起こす。資本取引のさらなる開放に伴い、ホットマネーが流入・流出しやすくなり、投機的な資金の急速な流入・流出による危機のリスクが高まる。

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