より重要な負担軽減の手段は、外貨準備を外貨建て資産に変えることだ。海外進出による対外投資の拡大が、その主流の方法となっている。
このような考えの筋道は、完全に正確と言っていいはずだ。外貨準備が「負担」になっているのは、効果的な投資ルート、資産転換の効果的な市場とチャンスの不足が原因だ。
外貨準備による対外投資は、直接投資を中心とする必要がある。この重大な戦略を成功させるために、対外投資の主体は十分に準備を整えなければならない。政府は最も重要な役割を果たすが、戦略の実施前に、専門的で平等な、効果的かつ実務的な二国間・多国間投資協定を通じ、異なる国と地区で生じうる問題・課題を十分に検討するべきだ。これにより企業の良好な投資環境を形成し、異なる市場環境の中で本国企業の権益を十分に保護しなければならない。