○巨大なビジネスチャンスを迎える観光業
「朝、ウルムチでナンとチャイ(ミルク入りお茶)の朝食を摂り、お昼には蘭州でラーメンを食べ、昼食後は兵馬俑を観光し、夕食は北京の二環路内で北京ダックを堪能する」―――某ネットユーザーは、早くも高速鉄道開通後に経験できる「幸せな一日」をこのように空想している。
鉄道部門によると、高速鉄道列車でウルムチを出発すると、8時間後に蘭州、11時間後に西安、14時間後に成都、16時間後に北京、20時間後に広州、22時間後に上海にそれぞれ到着する。よって、新疆に住む人々にとって、これらの内陸部都市は「一日生活圏」の圏内に入ることになる。新疆の住民が内陸部で買い物や観光をする、あるいは内陸部の観光客が新疆に旅行する場合、高速鉄道の登場により格段に便利になる。