○高速鉄道が一手に担う「都市化」と「産業化」
新疆では、蘭新線第二複線の開業後、高速鉄道でウルムチを出発し、30分余りで吐魯番(トルファン)に、2時間あまりで哈密(ハミ)に到着する。これは、トルファンとハミがウルムチからの「2時間生活圏」内に入り、両市の投資や観光業のさらなる発展をけん引し、経済、社会、文化など各分野における3都市の協力交流が展開され、これらすべてが極めて巨大なビジネスチャンスをもたらすことを意味している。今後、高速鉄道が北疆や南疆に延伸すれば、利益を享受する新疆の都市はさらに増えることになる。
このほか、ウルムチの高速鉄道沿線地域は、潜在力を持ったエリアとして、早くから不動産業者が目をつけている。昨年11月の時点で、高速鉄道沿線地域では、31項目の企業誘致プロジェクトが確定しており、投資総額は約336億7千万元(約5510億3100万円)に上る。これらのプロジェクトは、住宅や生活利便施設、企業本社の建設が中心となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年6月8日