世界三大コンビニエンスストアブランドが、まもなく北京市に集結する見込みだ。頂新国際集団の魏応行董事長(会長)によると、日系の「ファミリーマート」の北京第1号店が来月に開店する予定だ。開店すれば、セブンイレブン、ローソン、ファミマの三大コンビニチェーンが首都で激しい競争を繰り広げることになる。「三国鼎立」の状況になるかどうかは、しばらく様子を見なければならない。「北京商報」が伝えた。
北京在住の同集団の関係者は、「(ファミマの)北京第1号店は現在、準備が進められており、来月には開店して顧客を迎え入れる予定」と話すが、店舗の所在地は明らかにしなかった。ファミリーマート上海本部がかつて明らかにしたところによると、昨年に北京で視察を行い準備作業に着手しており、北京店舗は庶民的で、北京ムードに溢れた店舗になるという。魏董事長も、今年に入ってからファミマ各店舗の業績は平均で前年同期比12%上昇しており、年末には小幅の黒字が予想されると話す。
ファミマは頂新集団のコンビニチェーン事業群に属している。同集団は2004年、台湾地区の全家(ファミリーマート)および日本のファミリマート、伊藤忠と提携して、上海福満家便利有限公司を設立。経営主体は同集団、日本のファミマがブランドライセンスを提供し、伊藤忠は生鮮食品工場への支援について責任を負う。ファミマの大陸部店舗は約1100カ所あり、うち800カ所は上海市に、その他は杭州市、蘇州市、広州市、深セン市などにある。